阪堺電気軌道 阪堺線 大阪市内区間の今後について

去る2014年3月1日、大阪の阪堺電軌軌道 阪堺線・上町線のダイヤ改正が行われました。

この改正により、阪堺線の大阪市内区間(恵美須町〜住吉間)の本数が大幅に削減され、

昼間時間帯を中心に改正前の1時間/5本から1時間/3本になりました(12分間隔が12分〜24分、最大42分の不均等間隔に)。

阪堺線は、以前より乗客数の減少が続いていたため、今回の改正を以て、本数のさらなる削減に至ったわけです。

 

■何が問題か

過去に様々な都市から路面電車が姿を消しましたが、その多くは

「乗客減」→「本数削減」→「さらに乗客減」→…という負の連鎖が続き、最終的に「廃止」となるケースです。

大阪も京都も神戸も、市電はそのサイクルを経て次々となくなっていきました。

今回の阪堺線の本数削減は、まさにその「負の連鎖」の第一歩に入ってしまい、非常に危うい状況です。

24分も間隔が開いてしまっては、もはや大都市での公共交通機関としての使命を為し得なくなってしまっています。

 

しかし、「本数が減って使えない」といって利用を止めてしまうと、過去になくなった市電の二の舞になってしまいます。

ここで、まだ1時間に3本走っている状況で、何とか持ちこたえなければ、線路はなくなってしまいます。

そして、失った線路は、ほぼ戻ってきません

 

■少しでも乗って…

私は神戸市民です。阪堺線の沿線ではないため、日常的に利用することは困難です。

ですが、「廃止の危機」をこのように訴えることは出来ます。(たとえ細々でも…)

そして、休日の時間に、少しでも電車に乗る努力をしようと思います。

乗り鉄の一環で利用するとか、沿線の撮影に使うとか、どんな些細な理由でも良いのです。

沿線の方々でしたら、それこそ「下駄代わり」に使っても…。

少しでも乗ること、そして多くの方が、少しでも電車を使うことによって、延命を図ることは出来るかもしれません。

 

路面電車の風景と存在は、今の日本において貴重な存在です。

阪堺線の日常の風景が消えないように、少しでも多くの方が、今回の事態に気づき、そして少しでも利用されることを、

一路面電車ファンとして願わずにはいられません。

 

 

りむ (2014年5月12日 作成)

 

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