ホンダ 400X (正式名称:CB400X 形式名:NC47)


▲オプションのロングスクリーン・センタースタンドと、自前のMotoFizzリアバッグを装着した姿。

400Xは、ホンダが2013年に発売したバイクです。CBR400R・CB400Fの姉妹車種として知られています。
そのため、姿形は随分異なりますが、この3車種の形式名はNC47で統一されております。

軽い林道も走破可能なアドベンチャータイプとして販売されました。しかしタイヤ等を見てもお解りのように、殆どオンロード向けのバイクです。
寧ろ、「多少の悪路は走れる」多用途ツアラーという見方をした方が良さそうなバイクです。

以前に乗っていたZZR400がエンジン故障で再起不能となり、その代替として購入したものです。
マイナーチェンジ前の1型(という言い方で良いのかな?)です。
ちなみに、新車の導入はヤマハ・シグナスX以来、実に10年ぶりとなります。

 

■ポジションはAX-1、エンジンはディバージョン。

元々は500ccのエンジンを積む車体です。中型にしてはそこそこ大柄。
いや、最近の400が小さいのかもしれませんが…

乗った感じのポジションは、「まんまAX-1だ」と感じました。
・幅広で距離が近いハンドル
・シート高が高い
(795mm)
・程よく柔らかいシート(AX-1ほどではないが…)

サスペンションはホンダのお家芸「プロリンク」です。
そのため段差のショックをフワフワと受け止めます。この挙動もAX-1そっくりです。AX-1ほど跳ねはしませんが…。

 

しかしエンジンは、AX-1のように「回せば回すほど…」という高回転型ではありません

今まで、メインのバイクは「4気筒至上主義」だったため、必ず4発エンジンの車種を選びましたが、今回はそれを撤回しました。
2気筒エンジン車の採用はVTR以来、9年ぶり。
ZZRに乗っていて、「エンジンを回して乗る」ことが減り、代わりに長距離運用が増加したため、4発エンジンの必要性が薄れてきたためです。
(長い距離を疲れずに乗る…まさにディバージョンの思想そのものです。)

タコメーターは12000回転まで、レッドゾーンは10000回転から。
この数値はディバージョンのそれに酷似します。(ディバはレッド11000回転〜)

エンジンの挙動もディバージョンそっくりで、有効回転数は3500〜7000回転。それ以上は回しても惰性で意味がありません。
実用域の低中回転に的を絞った出力は、まさに「ディバージョンの再来」。

2気筒ですが、それを感じるのは1000〜3000回転の低域のみで、この回転域は多少ギクシャクした動きになります。
しかしそれ以上回すと、2気筒であることを忘れさせるぐらいスムーズに回ります。
良く出来たエンジンです。さすがホンダ。(まぁそのエンジン特性はヤマハが20年前に出したんだけどね…)

水冷ですが、熱の影響は少なく足下は快適です。冬は寒いですが。(その割に冷却ファンはよく回ります…)

 

また、AX-1に似て車高が高いので、風の影響をもろに受けます。強風時の運転は注意が必要です。

 

そんなわけで、400Xは「AX-1とディバージョンのあいの子」と思っています。

 

■驚異的な燃費・出来の良いFI(フューエル・インジェクション)

NC47系エンジンの特徴はもう一つあります。
それは「超・低燃費」。

メーカー公称の60Km/h定地燃料費は「39.7Km/L」。WMTCモード値でも「28.2Km/L」。
驚異的な燃費です。

正確な燃費の測定はしておりませんが、確かに燃費はディバージョンやZZRよりも格段に優れています
これに関しては、さすが最近の新車と思わせます。エコに徹底的な重点を置いています。

実際、6速50Km/h走行時に、メーターパネルで瞬間燃費を見たら「50Km/L」とか出てビックリしました。
「お前はカブかよ!」って突っ込みましたね^^;

また、従来まではすべてキャブレター搭載車でしたが、今回、初めてのFI搭載車となりました。
昔のFIにあった「敏感なスロットル反応」はなく、キャブと同等のスムーズな運転操作が出来ます

 

■デジタルメーターは視認性よし、ギミックもよし。

デジタルメーター車は初の導入です。
メーターはアナログ派の私ですが、難なく慣れました。
また、トリップメーター部は、以下のような装備があります。

・総走行距離表示
・トリップA、トリップB表示
・平均燃費計算
・瞬間燃費計算
・予想燃料消費量


▲メーターパネル部。納車・試運転後の総走行距離「76km」が新車の証拠。メーター上部の突起物はETCアンテナ。

ボタンを押すたびに表示が変わり、見ていて楽しい。
燃料消費量もおおよそ正確で、長距離走行時は大いに助かります。

 

■近年生まれのバイクのイメージを根底から覆された名車


▲弁天ふ頭

 

私はこの400Xに乗るまで、最近の新車のバイクには否定的でした。

「エンジンが4発でない」「エコに徹していて面白くない」など、特にパワー面において凄くネガティブな面がありました。
確かに400Xはパワーはありません。昔のバイクのように60馬力近い出力なんか出ません。

でもね、楽しいんですよ!

普段走りが凄く楽しい。何時乗ってもワクワク感が止まらない。しかもスロットルを捻ったらそれなりの加速をしてくれる。
一般公道でアクセル全開とか、馬鹿馬鹿しくなってきます。

「うわー、これ買って良かったぁ〜!」と本気で思わせてくれました。良いバイクです。

 

 

今のところ、長距離は神戸〜淡路〜高知しかありません(2016年4月現在)が、これからもバンバン乗っていこうと思います。

 

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