ホンダ スーパーカブ90 (HA02) 2000年式

 

 

もはや説明不要の「MADE IN JAPAN」バイク、スーパーカブ。
今の仕事に転職して、その運転のしやすさに感動し、
「これが趣味になったらどれだけ楽しいだろう」と思い、2011年の4月に購入した。

当時、既にスーパーカブ110(JA07型)が発売されていたが、どうせ乗るなら元祖(?)90に乗りたいという気持ちが強かったので、
110より非力なのを承知でこの90を購入した。

色は、神戸市のシンボルカラーである緑色(タスマニアグリーンメタリック)を選択。
購入当時、近隣のショップで在庫のあるカブ90は青色(ユニオンシティブルーメタリック)ばかりで、この緑のカブを手に入れるために
阪急バスに乗って川西市まで足を運んだ経緯がある。

 


▲納車間もないカブ90。中古だが非常に綺麗なタマだったのを覚えている。サスがまだ純正の頃。

 

カブの運転は楽な上に楽しい。その要因はいろいろあるだろうが、
ざっと書き連ねると、
「低重心からくる安定性」
「自動遠心クラッチの実用的なギヤ操作」
「3速からでも発進できる力強いトルク」
「軽い車重で、ヒラヒラと操作できるハンドリング」
「よくハネるけど、頑丈なサスペンション」 
etc...

とにかく、様々な要素が組み合わさって、カブの味がある。
本田宗一郎とその開発陣は、凄い単車を造ったものだ。感心しきりである。

 

「カブは遅い」というイメージがある。実際、四輪車に頻繁に煽られる。
確かに50は「ちょっと…」という感があるが、90は整備がされていればメーターの端(90Km/h)までしっかり出る
納車直後の試運転では、新御堂筋を車の流れに沿って爆走した記憶がある(^^;
ただし、そこまで速度を出すとエンジンの轟音と振動がなかなか凄いことになるが…。
近隣の荷物運搬を主とした目的の単車なので、スピードを求めるのは酷というものだろう。

3速常用域(50Km/h前後)がカブ90の一番美味しい速度だ。
「ドルルルルル…」というカブ独特の排気音が、心を和ませる。
体に来る風の当たり方も丁度良く、実に気持ちが良い。



▲納車直後のカブ90。まだリアキャリアにボックスのベースがない。

 

自動遠心クラッチのため左手の操作が不要であり、短距離走行に非常に優れているので、「ストップ&ゴー」がまったく苦にならない。
京都のような路地が多い土地住宅地、そして信号の多い都心部は、カブの強みが存分に発揮できる。

シートは柔らかい。
但しエンジンの振動がモロに来るので、一時間ほどで腰に痛みがやってくる。
長距離ツーリングは覚悟すべきだろう。

また、カブ90は言わずもがな、キャブレターを採用している。またカスタム以外はキック始動である。
そのため冬場の一発目の始動が渋ることがある。数日稼働していないと、特にそれが顕著に出た。
但し、毎日乗る分には、チョークを半分ほど引いてアクセルを捻ってキックするとすぐに始動してくれた。
春・夏・秋の各季節は、毎日乗っていれば始動に困ることはほぼないだろう。

 

■ノーマルからの変更点

・ボックス取り付け

GIVIの白色ボックスをリアキャリア上部に設置した。

 

 

その後、経年劣化のため、2016年4月にホンダアクセスが販売するビジネスボックス(約60L)に交換した。

※ボックス内にネジ穴を開ける必要があるため、電動ドリル等の工具を要する。

 

・リアサスペンション交換

東京堂が販売するYSSのスプリング風リアショックに交換した。
純正のサスはすぐに跳ねるが、こちらのサスは堅めで路面追随性が良く、走行性能の向上と乗り心地の向上に寄与した。

 

 

■補修

カブは壊れにくいというが、うちの90はちょくちょくバイク屋へ入院した。
中古で尚且つ、製造から10年ほど経過していたため、カブとはいえヤレが出るのは致し方ないだろう。
以下に主だった修理箇所を挙げる。

補修年月 走行距離(Km) 補修箇所
2012/03 14900 バッテリー(交換)
2013/10 18900 キャブレターASSY(交換)
2014/10 23300 チェーン(Rスプロケは継続使用)
2016/10 30500 CDI・エアクリーナー(交換)

特に2016年のCDI交換は原因特定に時間がかかった。(信号待ちで頻繁にエンストする症状)
因みに、キャブASSYは当時の価格で約\13,000-、CDIは\10,000-であった。

その他、タイヤ交換・ブレーキシュー交換・ヘッドライト/テールライトバルブ交換を適宜、実施した。
オイル交換は1,000Km未満で行っていた。

 


▲CDI交換時の風景

 

 

■廃車

2011年4月に購入してから7年間、カブ90は通勤に、買い物に、そしてツーリングに頻繁に活躍した。
特に、実家の神戸市内で完結する移動は、カブ90の独壇場であった。
しかし総走行距離が35000Kmを数え、ブレーキホース交換や割れたレッグシールドの交換、そしてオイル滲みの悪化に伴う大規模修繕(腰下OH)が必要になってきた。
修繕して延命する考えもあったが、基本設計が60年前の90カブでは動力性能や乗り心地はスクーターはおろか、現行のカブにも敵わなくなってきた。
そのため、これを機に新車に置き換えることにした。

2018年3月、後輩のスーパーカブ110(JA44型)と入れ替わる形で廃車となった。

廃車後は修繕の上、別オーナーの手に渡るか、若しくは海を渡って東南アジアで余生を過ごすとされている。

 

 

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