ホンダ VTR250

 

■概要

ホンダが1998年に発売した、250cc水冷90°Vツインエンジンを搭載したネイキッドバイクである。
2002年にマイナーチェンジの2期型、2009年にはフルモデルチェンジの3期型を発表し、発売中。
私は2005年式の2期型を所有していた。

車両形式はMC33型。

 

■特徴

250ccクラスでも数少ないネイキッドモデルとして発表。
Vツインエンジンは1982年のVT250Fから、安定した操縦性とパワフルな高回転型エンジンとして定評がある。
VTRは、そのVツインエンジン家系の末裔として、特に低速〜中速域の扱いに重点を置いたモデル。
乾燥重量141Kgは、初心者ライダーには不安の無い走りを提供し、上級者には250ccクラスの軽快な乗り心地が楽しめるとしている。

メインフレームにトラスパイプを採用した独特な外観である。

部品の共通化や省力化を徹底的に追求していながら、安定した走りを実現しており、タフな車種として知られる。
先代のVTZ(87年)・スパーダ(89年)・ゼルビス(91年)と同様、バイク便ユーザーが多いとされている。

 


▲近畿道東大阪PA

 

■個人的感想

普通自動二輪免許を取得して初めて所有したバイクである。

メーカーの特徴にある高性能Vツインエンジン・堅固な車体よりも、「車体の軽さ」「車体の細さ」に注目してした。
これは、当時通学に使用していた地下駐輪場が、幅の大きくて重い大型バイクが受け入れ不可だったことによる。

友人が所有していたCB400から、4気筒エンジンのマシンに興味があった。
しかし、マルチエンジンのバイクは大柄なものが多く、車重も重くなると感じていた。
上記理由を優先した結果、VツインエンジンのVTRを選定したという経緯がある

高回転エンジン車両を望んでいたものにとって、ツインエンジンはどうしても魅力に欠ける。
確かにレッドゾーンは11,500rpmとかなりの高回転型であり、エンジンを回すとそれなりに加速してくれるのだが、「ブロロロローーーーー」というVツイン独特の感覚と振動は拭えない。
お世辞にも官能的な感覚に浸ることは出来なかった。
自らの希望とはほぼ正反対のエンジンを積んだ車種なのだから、当然である。
VTRファンにとっては、まったく失礼な話だ。

 


▲JR和歌山線五条駅(奈良県五條市)

 

しかし、このバイクには結局2年半もお世話になった。
ライダーを急かす事のない落ち着いたエンジン。そして故障もない。
チェーンやスプロケ、ブレーキパッド等、消耗品の減りも少ない。燃費も驚くほど良い。
何より、軽快な走り。そして、自らの導く方向へバイクが反応してくれる素直な操縦性。いくら走っても楽なポジション。

これらもすべて、VTRの特徴であり、魅力である。VTRで、はじめて足を踏み入れた地は数多い。

初心者でも上級者でも楽しめる。Vツインファンなら病み付きになる。実に優等生。
「ホンダのバイク」として、立派に名を馳せれる車種であると思う。

 

■所有期間

シグナスXからの乗り換えとして2006年10月に所有。
前述の通り2年5ヶ月乗り続けていたが、社会人になって4発のマシンが恋しくて仕方が無かったため、
2009年1月に手放し、CBR250RRへ乗り換えた。

総走行距離は26000Km。

 


▲さよなら運転時のメーター

 

■特記事項

シート下に収納スペースはまったくと言っていいほど無い。
また、ヘルメットホルダーも無く、メットは特製のハンガーを使ってシート下の金具に引っ掛けて固定する。
なお、これらは3期型によって一部改善されている。

 


▲三木鉄道沿線にて

 

 

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